光田康典コンサート2日目・昼の部に起きた事件について [ライブ]
「いったい何が起きたの?」と良く聞かれるので、7月26日(日)に開催された「光田康典さんコンサート2日目・昼の部」に起きた恥ずかしい事件の顛末と分析を書き留めておきます。。。
気づいたら、ヴァイオリンが僕の腕からぶら下がっていたのだ。
ワイヤレスの送信機とケーブルで繋がっていなければ、床に落下していたところだ。
弓の毛はいつもと違うところから数本切れ、弦もG線が外れていた。急いで持ち場に帰り、弦を巻こうと思ったら、なんとペグ(弦を巻きつける部品)が無い。急いで来た道を引き返し、ペグを探して拾い、また持ち場に戻り、弦を張ってチューニングを終えた。
しかし、なんか雰囲気がおかしい。弦がいつもと同じところに無いのである。よくよく見ると、駒(ブリッジ)が水平方向に1cmくらいずれている。上から見ると弦は「くの字」に曲がっている。頭の中は「?」マークでいっぱいである。いったい何が起きたのか?
とりあえず、もう一度弦を全部緩め、駒の位置を戻し、弦を張りなおした。こういう時5弦はめんどくさいな、とか思いながら。。。。
状況証拠を積み上げて、何が起きたのかを考えてみた。
- BALTOの演奏の時、ワイヤレスであることを良いことにステージ上を動き回った。
- しかし最後のキメフレーズがうる覚え(笑)であったため、急いでアコーディオンの藤野さんの横に入り、譜面を見させてもらった。
- そこは人口密度が高く、弓の先で人を刺しそうだった。
- 曲の最後の「ジャン!」のキメをカッコよく弾きたかったが、人を刺したらマズイので、いつもと違うフォームでカッコつけて弾いた。そしたら、、、
- 弓の付け根部分のフロッグ(弓箱)が、駒と勢いよく衝突した。
- その衝撃で駒が水平方向にずれた。
- 更にその衝撃でG線が緩み、ペグが外れた。
- 更に更にその衝撃でヴァイオリン本体も飛んで行った。ワイヤレス送信機はベルトに止めてあり、それとケーブルで繋がっていたので、床に落下せずにすんだ。
おそらくこれが正解であろう。。。
なにしろ人前でヴァイオリンを落とすなんてのは初めてで、よりによってあんな大勢の前でやってしまい、バンドメンバーには「3公演目は慣れが出てきて何か事故が起こりそうだから気を付けようね」なんて言ってたもんだから、その場から火星に瞬間移動したいくらい恥ずかしかった。
でも、恥ずかしかったわりに、こんなブログを書いてしまったり、ちょっとおいしいな、と思っている自分もいるわけです。はい。
↓お調子者
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