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"THE BRINK OF TIME" 光田康典 & Millennial Fair [ライブ]

もう既に共演者の皆さんが、このコンサートの事について書いてくれていますが、自分なりにも何か残しておきたくて、久々にブログを更新しました。

今から遡ること10年前、2005年6月12日、場所は大崎ゲートシティ。光田さん、吉良さん、河井英里さん、そして私の4人でコンサートを行いました。光田さんの「kiRite」発売直後で、光田さんの楽曲、吉良さんのギター、英里さんの歌、そして、あの場所が持つエネルギーがあいまって、とても印象深いコンサートになりました。

光田さんとは毎年年賀状をやり取りしていましたが、そこには毎年「今度何かやりましょう」「今年こそ何か考えます」等々、一筆添えてくれていました。 多くの場合、それは社交辞令で終わることの方が多いのですが、不思議とそんな感じはしていませんでした。英里さんが早くに他界されてしまったこともあり、残った3人でまた何かやらねばならない、と言う漠然とした想いがあったのかもしれません。

光田さんから20周年記念コンサートの話が来た時は、嬉しいのはもちろんでしたが、これでkiRiteからの想いに一つの区切りをつけられるな、と思ったのでした。 

バンドはゲストを入れて総勢15人。普段は2~3人でライブをやっている私にとっては、もうそれは未知の数字です。「音楽として、まとまらないのでは無いか」、、という心配も脳裏によぎりました。

しかし、そんな心配はリハを重ねるごとに消えて行ったのでした。光田さんはこの大イベントを成功させるに相応しい人選を考えに考え抜いていたのだな、と感服したのです。

全員が、この場で演奏出来ることに喜びを感じ、全員の音に耳を傾け、自分がやるべき事を理解し、期待されていること以上を自分から引き出そうとし、馴れ合いでは無い調和と融合を目指していたのです。 楽器のスキルだけではなく、ヒューマンな部分も考慮に入れた深い人選を光田さんはしていたのだな、と感じました。

1度目の全体リハは、確かに探り探りで、不安は解消されぬまま帰路についたのです。しかし、2度目の全体リハの時、私は都合で数時間遅れてスタジオに入ったのですが、ドアを開けて聞こえてきたサウンドに、「あぁ、もうこれで大丈夫だ」と確信したのでした。

もうそこからは、あっという間に4公演が過ぎてしまいました。こんなに終わるのが寂しいと思ったコンサートは、初めてかもしれません。「風の約束」のヴァイオリンソロは、英里さんに聞こえるよう一所懸命弾きました。

1週間の濃密な時間を過ごしたバンドメンバー、スタッフの皆様、尊い時間を有難うございました。

ご来場の皆様、惜しくもチケットを確保できず心の参加となってしまった皆様にも、改めてお礼を申し上げます。 

DSC_3751-small.JPG 

P.S.

この後は、2日目お昼の部で起きた「事件」について書くつもりです。  


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